映画「パレード」をDVDで観ました。この作品、映画館でしっかり観てるんですが感想書いてなかったですね。いつものようにレイトショーの時間に観に行ったら、観客がほぼ女性ばかりだったのでターゲット層は女性なんでしょうか。
やっぱり藤原竜也らしい締めじゃないか(笑)
さてこの映画、都会でルームシェアをしている4人+1人の群像劇です。全く前情報なく観に行ったら、ちょっと荒廃した世界で繰り広げられる青春映画みたいで結構いいなと思いました。序盤は。
物語はこの一見、平穏に暮らす4人の生活が、実は薄氷の上にいるような生き方で、それがある日突然パリンと割れていく展開を見せてゆきます。物語的には起承転結の転の部分なんですが、ぶっちゃけ転のところでぶった切って終わり、その後の結末が描かれておりません。なので多分賛否両論になるんじゃないかなぁと。
サスペンスやホラーだとこのパターンの終わりは結構普通なので、私的には楽しめました。というか主人公が藤原竜也の時点で、終わりが見えますよね。好きな役者ではあるんですが、もうキャラクターイメージが付いちゃってるので何やっても「影のある役」になっちゃいますよね。純粋な正義役なんてやろうものなら、むしろ裏切り行為ですよ^^;
そういった意味でも個人的には楽しめた作品でした。
ウワベの幸せを楽しんでいるけれども実はドロドロだった、とそんな作品が好きな人なら楽しめる映画だと思います。