「なんだ、ただのUFOじゃん」
宇宙ショーへようこそを観てきました。危うくロードショー終了するところでした。
※以下、多分にネタバレ含みます!!
都会の喧騒から離れ、美しい自然に囲まれた小さな村、村川村。小学校の全校生徒は、町から転校して来たばかりの小山夏紀を入れてもわずか五人。それでもみんな仲良く元気に毎日を過ごしていた。そして夏休み、恒例の子どもだけの合宿で学校に集まった夏紀、周、康二、倫子、清の五人は、行方不明になったうさぎのぴょん吉を探しに裏山へと足を踏み入れる。だがぴょん吉の代わりに彼らが見つけたものは謎の巨大なミステリーサークルと、その脇でケガをして横たわっていた一匹の犬。夏紀たちは犬を連れ帰り、手当てをすることにした。
「ありがとう、おかげで助かりました」
何と彼は犬ではなく、惑星プラネット・ワンからやって来た宇宙人だったのだ。はるか2100万年光年の彼方から地球を訪れた彼、ポチの目的とは?
小さな村の子どもたち五人と一匹の宇宙人が繰り広げる宇宙最大の冒険がいま幕を開ける!
舛成孝二(監督)×倉田英之(脚本)のR.O.Dコンビ
監督が舛成孝二、脚本が倉田英之さんというR.O.Dやかみちゅのコンビが外れるわけがない、ということで観に行ったわけです。
ストーリーはどちらかと言えば、やや子供向けかなという印象を受けました。
そんな中、勧善懲悪的なストーリーに夏紀と周の正直な気持ちが現れるラストシーンはとてもいいアクセントになっていたと思います。もっとも、ある意味一番衝撃的だったのは犬っぽい宇宙人の名前がポチだったこと(笑
映像はキレイで文句なしだが物語は若干スローペース…
映像は文句なく綺麗ですし、カットもとてもいいんですが序盤の物語の引きが弱いために、若干だれて進んでる感じがしました。
物語が大きく動くのは後半、周が誘拐されてからですがそこまでが長すぎて。
そのせいか佳境に入る前に何人かのいびきが聞こえてきたんですが。。
いっそ誰か一人がパスポート取れずに捕まっちゃった方が序盤の引きとして力があったのではないかなと思います。
ラスボスは結構序盤から出てるのですが、声がフリーザ様やバイキンマンの中尾隆聖さんだったので別の意味で面白かったです。
超新星爆発のショーのシーンで
「御覧なさい。綺麗な花火ですよ」
とはいいませんでしたがw
おそらく子供向けアニメ。ジュブナイル物として観れば悪くない。
登場人物は結構いますが、基本、夏紀と周中心なのが若干勿体無いような。映像が綺麗な分、どうしても物語性が薄く見えてしまったところが残念なところでした。
子供向けって感じがしたので、あまり人物間の心理描写や伏線を張りまくったら、訳が分かんなくなるかもと思っての配慮だったのかもしれません。
ラストの締め方は結構好きだったのでできる事ならもう一度ポチが来た時の
ストーリーボードをエンディングに流してくれてたらもっと満足できたかな、と思います。