新世界より

【アニメ】新世界より 第十一話「冬の遠雷」感想

TVアニメ「新世界より」の各話感想を随分と放ったらかしにしてましたが、気にせず最新話から書き残します。

いよいよハードカバー的には下巻突入な展開ですね。
おそらく2クールで終わるはずなので、話数としてもほぼ折り返し地点というところでしょうか。
前回で瞬が業魔化、ラストは描かれてませんがおそらく死亡、早季は夜空にふっとばされて記憶が消されたところからですね。
当然のごとく、生徒全員の瞬に関する記憶は抹消されています。

で、瞬の代わりに当てられたのが良という少年。
小説で読んでいた時は良は、瞬と覚の間くらいのイメージで、もうちょっとハツラツとした感じだろうと思ってましたが、アニメで観ると、概ね瞬と同じような落ち着き払ったキャラになってました。

今回はほぼ原作通りの動きで、大した山場もなかったですね。
瞬がいなくなった後の世界で、男女ペアになるイベントで自分たちが記憶操作を受けていることを感じながら謎を追求しているところに教育委員会が現れる、と。
山場がなさすぎて原作読んでない人が観たらつまんない回だったろうなぁと感じます。
あと第4話以降くらいから、変なところで作品をぶつ切りにしてる感がありますね。
今回なんて特に。パート分け、なんとかならんもんか。

ラストのエンディングも唐突にエンディングが流れてその後、ちょろっと本編が流れる。
切れの悪いおしっこみたいな切り方をするものです。歳ですか?と問いたくなります。
今にして思えば、1話の作り方は綺麗だったなぁと感じます。
そのあとの作りは回を重ねるごとに雑になってませんか?
脚本とシリーズ構成を見たら十川誠志って人でした。
作品リスト見たら結構ちゃんとしてるの作ってるんですよ。
なんでこうなってるんだ?と思ってリストを眺めてるとどうもシリーズ構成やってる作品がイマイチで脚本だけの時はいい仕事してる気がします。
今さらどうにもならないかもしれませんがせめてパートの切り方をもうちょっと考えて欲しいです。

さて、話を戻して今回の感想。
「なぜ守はいままで処分されなかったんだろう・・・」
もうちょっと先に進むと何回か殺されそうになってたみたいな話はでてきますが、そもそも論としてよく生きてこれてるな、と。
ネタバレですが極論的に守を処分してればその後の大惨事は防げてるわけで。
全体の幸福を優先させるべき時には非道にならないといけない、と感じる回でした。
おもいっきり結果論ですけどね。

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makapy
ゲームと本と映画が好き。日常の生活で買ったり使ったものを紹介しています。

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