久々に「おそいひと」を観ました。ほんとこの映画はやばい。。
丁度、おくりびとが有名になってその後に、名前を改題してDVD販売されたので別にタイトルをパクったパロディ映画でも何でもありません。あらすじ見ただけでぶっ飛んでるのが分かりますよ。
おそいひとのあらすじ。障害者が無差別連続殺人を起こしていく!
電動車椅子で移動しボイスマシーンで会話を交わす。重度の身体障害者である住田は介護者のサポートを受けて一人暮らしをしている。彼はよき理解者であるバンドマンのタケとつるみながら、平穏な日々を過ごしていた。
ある日、住田のもとに大学の卒業論文のために介護を経験したいという敦子が現れる。そんな経験は何度もしているはずの住田の中で、自身にも整理しきれない違和が蠢き始め、混沌とし、次第に狂気に身を委ねていく。そして、住田はあるひとつの決心をするのだが…。すべては血塗られた結末へと加速度的に収束されていく。
実際に重度の脳性麻痺の住田さんが映画の主演をしているという、それだけでも強烈ですが、その障害者が人殺しをしていくっていうストーリーですからね。。昔ならともかく、このご時世によく公開できたなぁと。
謎なのが徹頭徹尾、良くしてくれてる介護士のタケさんを何故殺したのか。むしろ、介護士の女子大生のほうがよっぽど問題じゃなかろうかと。
ところで脳性麻痺の場合、知性はともかく知能はどうなんでしょう。この住田さん、タケを殺す時に睡眠薬らしき錠剤を粉末にしてビールに仕込んでますが、そういうことって考えられるものなんでしょうか。
そういうのって学校で習うわけでもないですし、ってこの状況自体なんかものすごく問題のような。私の学校ではそもそも教室自体が違っていたので接点はまずなかったですからねぇ・・・。
ちなみに、この作品を知ったのは今は更新をやめちゃってるX51.ORGていうオカルト系のサイトで紹介されていたから。
ここで主人公の住田さんのインタビューが載っている。撮影中はストーリーがこういうのだって知らずに演じていたらしい。よくそれで演じられてたなぁ。って表情がそこまで出せないのを逆手に取った演出なのか・・・会話もボイスマシンだし。
そう思うと柴田監督すげぇ。