昔お世話になってたゲームラボがついに今月で休刊になります。
発売日に即完売になり、転売ヤーの餌食になってた最終巻ですが、本日早朝からAmazonの在庫が復活しています。
買えなかった人は今のうちです。
(一時在庫切れになりましたが5/28現在復活しています)
一つの歴史が終わった
昔は発売日を楽しみにしてた雑誌でした。
ゲーム改造やアングラ系のゲームの紹介記事が面白くてよく読んでました。
隔月だったのが毎月発売になって喜んだものの、毎月になったためか若干雑誌の厚みが減って残念に思ったり(笑)
ネットが隆盛していない時代は情報を入手する方法としては雑誌はとても重宝してました。
Googleの知名度が全然無いときにGoogleの存在を教えてくれたのもゲームラボだった気がします。
ゲームをゲーム機以外で楽しむ方法を教えてくれたのもゲームラボでした。
電子辞書だったPDAでエロゲを楽しむという企画を見て速攻でdocomoのG-FORTというPocketPCを買いに行ったのも懐かしい思い出です。2000年前後ですね。
KanonやAir、雫痕などの葉鍵系は全部このPocketPCでクリアしてました。
月姫やひとかたなどの同人系からねこねこソフトやオーガストなどのメーカー系が使っていたnScripter系のゲームもこれで楽しんでました。
寝っ転がってできるので気軽にプレイできるのがよかったんですよ。
移動中なんかにも使ってました。
この当時のソースコードが後にPSP向けに移植され、今はスマホ向けに移植されたりしてるわけで、他ハードエロゲ移植の原点だったんですよね。
2000年半ばくらいからはゲームラボにとっては厳しい時代になってきたなぁと感じてました。私が購読から離脱したのもその頃でした。
紙面から改造系やアングラ系の記事がどんどん減っていきましたし、その頃には完全にネットの方が情報が早くなっちゃってたので。
雑誌で紹介される頃にはすでに情報が古くなってて雑誌をきっかけに最新情報を自分で探してました。
情報を得るというよりはこの手の業界のトレンドを知るための雑誌という感じでした。
それでも1年に1回くらい気まぐれに買ったりしてました。
買う度に、あぁやっぱりなんか昔と違うなぁと。
やっぱり全体的にマイルドになっちゃってたんですよね。
情報もどんどん減ってましたし。
昔は雑誌の記事下の柱に1行感想や貴重な情報がほぼ全ページに渡って載ってたんです。
私は本編よりもどっちかというとそこ読むのが楽しみでしたが、いつの間にかそれが消えてまして。
そこに書くような情報も紙面に持っていかないとだめになったんだろうなと。
書ける限界がどんどん狭まってしまったというのもあるんでしょう。
ほんとこの時代ギリギリまで頑張ってたんでしょうね。
本当にお疲れ様でした。
なお余談ですが、最終号の書いている
『20年以上も続いたゲーム雑誌は他に「ファミ通」と「電撃プレイステーション」くらいしかない。』
ですが、現在も刊行中の「電撃G’sマガジン」も1997年刊行なので20年続いてます。
電撃G’sマガジンは元々PCエンジンの雑誌で、電撃PCエンジンとして1993年に刊行され、誌名をG’sに変えたときに「Galでいきます」「Gameでいきます」というキャッチが載ってて思わずぽかーんとしたものです。
PC-FXのゲームが無くなって総合ギャルゲー雑誌になったんですよね。
私の中でゲームラボの休刊はこの次に私の人生で大きな出来事に感じています。