【映画】貞子3D 感想。印象に残るのはカマドウマ

先日、レイトショーにて「貞子3D」を観てきました。貞子といえば、Jホラー映画の原点「リング」シリーズの幽霊ですね。

リングは劇場公開時に友人と観たんですよ。すると、その日の夜トイレに行こうと起きて隣の部屋を見るとテレビが付いてて砂嵐だったことが…。本気で怖い思い出でした(苦笑)。その後、そのテレビは頻繁に勝手についたり消えたりするようになり、たまたま壊れかけるタイミングだったんだなと。分かっても気持ち悪い嫌な思い出があります。

さて、そんなリングの最新作「貞子3D」ですが、いつものように前情報なしで観に行きました。強いて言うなら「始球式の動画」を見たくらいでしょうか。まさかその貞子すら単なるブラフだったとは思いもしませんでした。

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貞子、ビデオの世界からネットの世界へ

貞子3Dの出だしはこんな感じです。

学生を中心に、ネットで呪いの動画の噂が広がっている。呪いの動画を見た人間は死ぬと言われている。呪いの動画の出処は、ニコニコ生放送で自殺を実況中継したものらしいことがわかるが、サーバにもデータは残っておらずゲリラ的に動画を保存した人がネットにアップしているらしい。

主人公の教師である鮎川茜は自身が通う学校で呪いの動画を探している学生を注意するが、その学生はその日に謎の自殺を遂げる。自殺した学生の友人は、呪いの動画が元凶であると思い、学校のパソコンで呪いの動画を探しはじめ、ついに呪いの動画にたどり着く。動画から貞子が飛び出してきた時に、茜が見つけて彼女を助ける。茜は呪いの動画があることを経験によって知ることになるとともに、能力者としての器を持っている彼女は貞子に目をつけられてしまう。

洒落怖ブーム以降、都市伝説がファッション化した気がする

思いっきり、学生さんを意識した作品ですね。映画でニコ動なんて単語が普通に飛び交うのは、とてつもなく違和感を感じました(笑)その甲斐あってなのか、観に来てる人達がレイトショーなのに明らかに高校生っぽい人達が多い。確か高校生ってレイトショーダメだったような・・・。

肝心の映画の感想ですが、リングシリーズの雰囲気はこの作品には影も形もありません。Jホラーの独特の湿っぽい雰囲気なんてものをこの作品に期待してはいけません。どっちかというと現代的なサスペンスドラマに近い演出や言い回しになってます。ライアーゲームや未来日記みたいな雰囲気に貞子を登場させたような、そんな印象。

貞子もさすがに現状死滅したビデオテープじゃなくディスプレイなら何でも出てくるといった方向になってました。この辺は世にも奇妙な物語の「鏡」という作品を思い出させてくれます。さすがに今やビデオじゃキツイですからね。。でも、そうやってディスプレイから出てくるのは一瞬だけ。しかもラストにはその風貌の貞子は登場しません。始球式で萌えキャラのようになってた貞子のよく見るあの風貌は、物語の前半まで。

2010年前後から2chのまとめサイトが現れ始めて、洒落怖が結構一般化しちゃった流れをそのまま引き継いだような、八尺様なんかと同じフィールドに貞子がいるような印象を受けました。これも時代の流れなのかな。

井戸キター!!

ラストは、お約束のように井戸が登場し、そこから現れるのは貞子じゃなく、おそらくですが貞子を蘇らせるのに生贄にされた人達。

その風貌たるや「カマドウマ」ww
もう完全にカマドウマですよ。

会場大爆笑。そりゃ笑うよ。リングの続編として観に来たのに貞子じゃなくて大量のカマドウマのように長い手足を持った人間が井戸から現れて、茜を襲ってくるんですから。

最初はネタとして笑えたけれど、そこから延々「メンヘラ教師vsカマドウマ」の戦闘シーンですから・・・5分もすれば余裕で飽きます。本当にだるかった。で、最終的にはカマドウマたちは茜の超能力でぶっ倒されるんです。なんじゃそれ?って感じです。そんな変な映画でした。

ネタとしては見る価値あるかもしれませんが、まじめにホラーを観たくて行く映画では決してありませんでした。あ、3D・・・だっけそういや。貞子が飛び出す演出よりも、人間が井戸に落下する演出のほうが3Dぽく見えました。もっと3Dらしさで恐怖を演出して欲しいところです。

この作品でビクってしたのは「音がうるさい時」だけです。音の驚かし系の演出だけはしつこいくらいにあります。そうそう、忘れてならないのが「角川ホラー映画のラストの主題歌は全く作品にマッチしない」という伝統。今回も、貞子には全くマッチしないシドが歌った「S」が主題歌でした。主題歌だけはブレないな。

この記事を書いた人:makapy

ゲームと本と映画が好き。日常の生活で買ったり使ったものを紹介しています。

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