今年の初夏に使ってたMi6を紛失してしまいました。無くなる直前まで音楽を聞いてた状態だったので、多分家のどこかだと思うけれども未だ発見できてません。アプリの「端末を探す」を使っても発見できなかったため、泣く泣く新しいMi6を購入し直そうと。
そうしたらXiaomi Mi6xなるものが発売されていたので楽天のイオシスというショップで購入。届いて起動させると中国語で「おいおいまじかよ」となり、四苦八苦した後、なんとか日本語化できました、というお話です。
Xiaomi Mi6xは中国語版のみしか発売されてなかった
Xiaomiの端末はAndriodですが、独自のMIUIというOSが使われています。このOSはChina版とGlobal版の2つが存在します。そして販売されているXiaomi Mi6xは中国国内の販売のみのため、Global版がインストールされている端末は存在しないようです。
というかXiaomiのMIUIの配布先にも、Mi6XのGlobal版がないじゃないですか。(フェイク画像は発見しましたが…)なので純正のGlobal版は存在しないということですね。もしショップで購入して日本語が使えるようになっているとしたら、ショップがカスタムロムであるxiaomi.euのMi6X版を入れているかも…くらいですが、まずありえないです。
一応China版でも言語を英語にしてGooglePlayをインストールすれば使えなくはない
China版でも言語設定で英語は使えます。なので英語での利用は可能です。とりあえず言語をEnglishに変更しておけば最悪操作はできます。
Google関連のアプリもApp StoreでGoogleと検索すると「去百度搜索」がでるのでこれをインストールすればGoogle Playなどがインストールできます。これでGoogle Playアプリも使えます。軽く試しましたがLineなんかも普通に使えました。
LineモバイルのSIMも挿せば使えました。
なのですべての操作が英語でよければ使えなくはないです。
ですができれば日本語で使いたいですよね。
Xiaomi Mi6Xを日本語化はROM焼き慣れてる人でも戸惑うかもしれない
ではどうやってXiaomi Mi6Xを日本語にすればよいか?一度でもやったことがある方なら、そんなに難しくない、って思うかもしれません。
私もMi5、Mi6とROM焼き&日本語化してきましたら、余裕だろって思ってたんですよ。でもね、違ったんですよ。めっちゃめんどくさいの。
まずMi6と大きな違いはアンロック時間でした。Mi6ではアンロックまでの時間は72時間でしたが、Mi6Xはなんと90日後でなければアンロックできません。アンロックの方法自体は変わりませんでした。
そして設定画面が大きく変わってます。なんとバージョン情報すらメニューにありません。分かる人には分かると思いますがバージョン情報の項目を10回タップすることでデベロッパーモードに入って、そこからUSB接続の操作等を可能にします。そのためのバージョン情報がメニューにないわけですから、やばいですよね。
さらに、それも乗り越えたところで今度はROM焼きのインストールをする画面で、謎のパスワード要求。他のサイトではdefault_passwordとか設定したパスワードを入れればいい、みたいなのを見ましたが駄目でした。
と、とても大変です。はっきり言って、他のGlobal版の製品を買ったほうが絶対に楽です。今更Mi6xを買おうとする人は、私みたいに特に何も調べず勢いで買っちゃった人か、これまた何も知らずに初音ミクの限定Verでも買ってしまった人でしょう(笑)
それでもXiaomi Mi6Xを買って日本語化したい方のために方法を書きます
1.Xiaomi Mi6Xの購入先について
Xiaomi Mi6Xは現在値下がりが大きいので買うなら海外で購入すべきです。
いつも私が購入しているBanggoodでは現在40%オフの24,264円(送料込)で購入可能です。日本だと3万円はします。
Xiaomi Mi 6X Mi6X 5.99 inch 6GB RAM 64GB ROM Snapdragon 660 Octa core 4G Smartphone
変換する根性があるならRAM6GBの高性能Simフリースマホとしては破格です。
初音ミクVerという限定商品もあります。これはレア度が高いです。
Xiaomi Mi6X(初音ミクVer) – 楽天市場
どちらを購入しても日本語化は結構めんどくさいです。がんばりましょう。
以下がXiaomi Mi6X日本語化手順です。
2.設定から言語を英語に変更
設定画面から言語を英語に変更しないと全然操作できません(笑)。中国語できる人ならそれでいいんでしょうが、そもそもそれなら日本語に変える必要ないじゃん、と。
3.デベロッパーモードに変更
設定画面の一番上の検索バーに「MIUI Version」と入れると、検索結果にリンクが現れるのでタップして、バージョン画面へ。
バージョン画面でMIUI Versionをタップし続けてデベロッパーモードを開放します。
4.デベロッパーモードからUSBデベロッパーを有効に変更
使えないSIMでも何でもいいのでSIMを挿しておきます。刺さっていればOKです。
そして、設定画面にAdditional settings>Developer optionsと入り、USB debuggingを選択して有効に、さらにUSB Debugging(Security Settings)もONにします(SIMが刺さってないと有効にできません)。
5.PCにAdb環境を構築しておく
すでにやってる人はOKです。
以下から「Minimal ADB & Fastboot」というアプリをインストールしておきます。
AndroidのSDKを入れなくても、USBからAndroid端末にADBコマンドを流せる環境が簡単に作れます。
6.Xiaomi Flashをインストールして、アンロック申請して90日待つ
Xiaomiのアカウントを持ってない場合は、Miアカウント必須なので作っておいてください。
MiFlash アンロックツールをダウンロードしてインストール
端末をファストブートモード(電源を落とし、ボリュームのマイナスと電源を同時押しで起動させる)で起動させPCとUSBで接続、MiFlashを立ち上げます。
端末が認識できたら画面の手順に従ってアンロック申請を進めます。
申請したら、あとは90日待ちましょう。
7.TWRPのMi6X版をダウンロード
カスタムリカバリツール「TWRP」をダウンロードします。TWRPは端末ごとに違います。以下はMi6X用のTWRPです。
8.カスタムロムXiaomi.euのMi6X版MIUI10をダウンロード
以下からXiaomi.euのMi6XのGlobal版をダウンロードします。
9.TWRPを実行。フルワイプで全消去。
ファストモードで端末をPCと接続。
インストールした「Minimal ADB & Fastboot」はショートカットがデスクトップにできているはずなので、それを実行。
以下のコマンドを入力します。
adb devices
結果に
xxxxxxxxxx(ここはデバイスIDが表示されます) device
とあればOK。
その後、以下のコマンドを実行
fastboot flash recovery C:\temp\mi6x\TWRP_wayne.img
※TWRPを「C:\temp\mi6x\TWRP_wayne.img」にダウンロードしている場合。
右の列の下から2番めが設定。言語の変更が可能。その後、右上の消去を選択。
該当項目を削除。特に重要なポイントは「Data」を消すということ。単純にカスタムロムを入れようとしてもパスワード要求されるのは、このDATA領域が暗号化されてしまっているためです。この方法ではDATA領域ごと削除します。つまりこの作業をやるとOSが消えます(重要)。
アンロックでも保証対象から外れるかと思われますが、このDATA領域の削除は間違いなく保証対象から外れますので、自己責任にて実行して下さい。
ごっそり消えました。
終了後、再起動します。
10.カスタムロムXiaomi.euを転送。インストール
ダウンロードした「xiaomi.eu_multi_MI6X_8.11.15_v10-8.1」をUSBで直下に転送します。
そして再びファストブート起動しUSB再接続、ADBを起動します。
TWRPを再度起動させて、今度は転送したROMをインストールします。
fastboot flash recovery C:\temp\mi6x\TWRP_wayne.img
インストールを選択
転送したROMを選択
終了したら、再起動します。
11.成功したかチェック
再起動して、成功したら以下のようにOSの初期画面が表示されますので、設定していきます。
無事成功。日本語もOKです。
Mi6X(xiaomi.eu/MIUI10)で使えるアプリ・使えないアプリ
格安SIMは特に問題なく使えます。
その他アプリも調査してみました。
LASTPASS
ツイタマ+
Slack
チャットワーク
Torne
Hulu
Netflix
AmazonPrime
dTV
AmebaTV
TVer
GYAO
Kindle
楽天Kobo
PerfectViewer
ヤフオク
メルカリ
ニコニコ
TikTok
JapanTaxi(全国タクシー)
ポケモンGo
と、軽く入れてみましたが全部動きますね。
特にMi8のオフィシャルグローバル版MIUI10で動かないNetFlixが動きます。
xiaomi.eu優秀だなぁ。Mi8もXiaomi.euに変えちゃおうかなぁ。
Xiaomi Mi6X 初音ミクコラボエディションも日本語版はない。
同じ機種で限定5,000台で販売されたらしい初音ミクのコラボエディション。当然ながら日本語版は存在せず、インストールされているOSはChina版。日本で個人輸入業者が輸入して、Amazonや楽天で売ってるいるのを見ましたけど中身が中国語とは書いてないような…。業者でもアンロック90日は固定なのでXiaomi.euで日本語に変更なんてしてないでしょう。購入にはご注意を。
知らずに買ってしまい日本語に変えたいなら、上の方法でできると思います。3万くらいで売ってるようなら買っていじろうかと思いましたが、数量制限のためか中古ですら定価以上のプレ値で取引されてるので購入は断念しました。
通常を買うなら海外がいい。
Xiaomi mi6x
※現在40%オフで販売中
使えないsimカードでいいって書いてありますけど、再起動する際に機能しないsimで問題ないんですか?
また、使えないsimカードを差し込んでから設定等は可能でしょうか?
だいじょうぶですよ。
刺して再起動させればいいです。SIMが刺さってるかどうかだけみてるっぽいです