水木しげるさんといえば、悪魔くんやゲゲゲの鬼太郎などの妖怪もののマンガがメジャーですが、雑誌連載前の貸本時代の作風の中には妖怪というより、幻想怪奇な世界を多く描いていて私としてはこっちの作風のほうが好きだったりします。
そんな時代の水木さんの作品のオムニバスドラマが今年放送されるようです。
これは期待せずにはいられません。
永仁の壺がまさかの映像化!
映像化される作品は『砂かけばばあ』、『不死鳥を飼う男』、『妖怪枕返し』、『永仁の壺』の4作品。
やはりこの中では永仁の壺がダントツで期待です。
夏に、学生二人が北上川上流の部落へフィールドワークに向かい壺を発見して持ち帰るんですが、そこから怪奇な現象が起こるという話です。
壺について語られるシーンなんか、クトゥルフファンならニヤッとすること請け合い。水木さんはダンウィッチの怪に影響を受けたであろう作品も書いてますしね。
ぶっちゃけ映像化できるのか?と思わずにいられない展開があるんですが、安っぽい作りにならないことを祈るばかりです。
キャストが倉科カナと山本裕典なんですけど、原作は男の学生2人なんですよね。どうなるんだろう。単純に性別変えただけだと……、ってネタバレになりそうなんでやめておきます。
このドラマ、シリーズ化して欲しいですね。
「墓を掘る男」「草」「水晶球の世界」なんかもやって欲しいなぁ。
↓貸本時代の幻想怪奇ものならこの辺でも。