先日、3度めのYLODに見まわれ、再々修理に出すのを諦めたPS3ですが。
せっかくこんな面白いおもちゃがあるなら、やってしまえ!ってことで、YLODの修理に挑戦してみました。
結果から言うと「無事に起動成功!!」
いい勉強になりました。
YLOD自力修理の流れ
※2017/5/5追記→現在、実家に置いて帰省のたびに利用してますが、この修理以来、未だ再発はしていません。業者より優秀じゃないかw
YLOD修理の手順としては、
①PS3を分解
②ファンとかお掃除
③基盤を取り出してヒートガンで加熱
④組み立てなおして起動チェック
という流れ。
使用した工具や消耗品は以下のとおり。
ヒートガン
必須アイテム。
温度調節ができる、最大熱風550℃ということでチョイス。フラックス
白光FS200を購入。これは基盤に塗るために使用。マストアイテム。
YLODの原因となるハンダクラックの修復をサポートするのに、基盤の熱する場所に塗りたくります。
ネットは時間かかるし値段も高いのでアキバまで買いに行きました。トルクスドライバー(T10)
T10のトルクスドライバ。これも分解に必須。
これ以外は全てプラスドライバ。標準サイズ(2号)と、標準より一回り小さいサイズ(3号)が必要。シルバーグリス
冷却用グリス。長く使うなら必須。
すぐにデータ取り出して即処分するなら別にいらないかな。
以上を揃えて、下の動画を見ながらやってました。
私のPS3は初期型60GBで以下の動画に出てくるのより、もうちょっと複雑な構造してました……。
分解さえ出来れば後は同じ内容なので気にせず参考にさせてもらいました。
注意事項
熱風を当てた時間は3分くらい。温度はほぼMAX。
2分くらい当ててもなかなかハンダの焦げる匂いがしなかったので、更に1分追加しました。
ハンダクラックをヒートガンで溶かしてくっつけるのが目的なので、匂いが出ないなら出るまで温めて、出てから1分くらい熱せばよいかと。
基盤は絶対水平に。せっかく溶かしたハンダが変なところに流れたらアウトなので。
組み立て直す際にネジが若干怪しい気もしましたが、まぁ付けばいいやと無視して組み立て、無事に起動を確認しました。
結局、自分で直しちゃうなら、最初から業者に頼まずに自分で直せよって気もしました^^;
もう眠いのでデータ移行は明日にでも。これで明日つけたら再発してたらやだなぁ。
ファン周り。汚い。なので綿棒でお掃除。
中央の四角い箇所はCELLの裏についてる冷却用のシリコングリスなので特に拭き取りもせず。ファンやヒートシンクがホコリまみれなのでそれを除去。
取り出されたPS3の基盤。中央の2個のチップを延々熱しますw