「お前、鬼太郎の前ではええかっこしとるやないか」(by 河童)
朝9時に起きて急に見たくなり近くの映画館へ直行。
ど真ん中に鎮座して見ることができてちょっぴり満足。
で肝心の内容なんですが・・・。
記事の下書きを書いてて訳わかんなくなったんでいきなり書くことにしました。
まぁそんな映画です。
一言で言うと「おバカ映画」。
良く言えば「妖怪オールスター」、悪く言えば「ほったらかしごった煮カオスワールド」。
ストーリーは、
離婚で田舎に来た弱虫な男の子が「麒麟送子」に選ばれ、半ば妖怪にだまされる形で魔人加藤の企みを阻止する為に立ち上がり成長する物語
といったところ。
漫画じゃありがちなストーリーで、こう書くと祖筋が普通分かるもの。
本作はそんなやわな映画じゃなかった・・・。
さすが大怪人の方々が携わっているだけあると痛感。
「フハッ」としたところはいろいろあるけど、まず川姫の太ももアップ。これに尽きる。
エロい。
太ももでキャスト選んだんじゃないかと思うくらい、何回か太ももアップシーンがある。
太ももを何度も撫でるシーンや、涙が太ももの内側に流れていくシーンなんかはエロ過ぎ。
悪役加藤の部下アギは、コスプレはかなりきわどいわ、「加藤様とひとつになれる」とか過激な台詞があるわでエロい。
ギャグ的な要素も多い。もっとも劇場ではかなり滑っていたが。水を打ったように静まりかえった雰囲気を久々に味わった。
おじいちゃんの俳句はすんなり流れて行き、飛行機でつかまりながら「良い子はまねしないでください」のシーンは止まる。止めるシーンと止めないシーンが逆だと思ったのは私だけだろうか。
河童はかなりいい味出してる。
冒頭で書いた台詞は一反木綿に協力を仰ぐときのもの。その他、小豆洗いとのやりとりもよかった。他の妖怪が協力を拒んで去った中、足がしびれて逃げ遅れた小豆洗いとのやりとり。
「良く残ってくれた。お前が小豆を洗うしか出来んでもええ。」
「・・・しっかり洗わせてもらいます。」
素敵。
あとオカルト好きの佐野史郎さんが何気なく出てきただけでも私としてはかなり笑えてしまった。「うわっ出てる!」って感じで。かなり失礼。
宮部みゆきさんが先生役で出てたり最後に水木しげるさんまでが出てて「戦争はイカンです。腹が減ります。」って・・・。どうも荒俣さんや京極さんも出てたのがパンフレット見て分かりました。気づかなかった。宮迫は結構いい役で出てるのに蛍原は豆腐持った取ってつけたようなチョイ役なのが何とも涙を誘う。なぜか公式サイトの投票でこの豆腐小僧がトップなのは理解しがたい。高校時代、めんどくさい学級委員を組織票である人物に無理やり押し付けたことを思い出す。・・・ひどいな。
いきなりキリンビールがボックスで飛んできて宮迫がおもむろに飲むシーンがあるのだが、どうみてもスポンサーの広告にしか思えずちょっとイヤンな感じがした。これはすねこすりがどうみてもぬいぐるみにしか見えず、これ絶対売店で売ってるっと感じたときにも味わった。案の定売ってたわけだが。
さすがにあの安っぽそうなショートソードは売ってなかった。(もしかして売り切れ??)どちらかというと刃が短い大剣。あんまり切れそうには見えなかった。演出はエクスカリバーっぽい。剣を振るったときの慣性の法則で移動するシーンがあったが新鮮な感じがしてよかった。若干ぎこちなかったのが残念。どうもすねこすりも動きがぎこちなく、思わずこれも販売戦略か?とかんぐってしまった。
本作の黒幕は魔人加藤。どうやら帝都物語の加藤と同一人物らしい。ただ帝都物語の加藤は白手袋。本作は黒手袋。五芒星は左襟にあった気がする。
最後に復活しているところを見ると続編があるのだろうか・・・。
にしても何よりの不満が最終決戦。なんか「祭りだ祭りだ」って騒いで、加藤と小豆が融合して気がついたら戦いが終わってる。意味不明。ぜんぜんまとまってないんですけど。
パンフレットにこのことについての記述があった。
『「なんだかよくわからないけど、妖怪たちが祭だ!祭だ!と集まってきて騒ぐうちに闘いに買ってしまう、しかないですね。」みたいなことを監督が言ったんです。それで決まりました。みんなが納得したんです』
・・・・・・・・・そうですか。
コテコテ要素も強く、鬼太郎世代には思わずあっと思うシーン(カラスで飛んでいくシーンとかね)もあるんでそういうのが好きな方にはお勧めです。じっくり観賞するタイプの映画じゃないと思います。笑えればいいといった感じで見てると結構楽しめるかなと思います。
正直なんだかよくわからない映画でした。まぁ「混沌の思想」を表現したかったらしいのでそういう意味ではそのとおりだと思います。あと真っ白な嘘って英語で「white lie」って表現があるようで、罪のない嘘の意なのだそうです。って妖怪映画の締めが英語って・・・
スタッフロール中地震にあいました。映画館での体験は初めてです。
妖怪大戦争舞台挨拶@丸の内ピカデリー2
8/6『妖怪大戦争』の舞台挨拶に行ってきたぁ サンスポ、日刊
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妖怪大戦争 06年27本目
妖怪大戦争
日本の妖怪関係総出、総力を挙げた映画!ですか?!妖怪大戦争 と言えば、あの着ぐるみ、さくや妖怪伝 でも、使ってなかった??
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