Amazonを徘徊していて偶然見つけたWii版「零~眞紅の蝶~」の攻略&設定資料集。
攻略についてはナイトメアモード含め完全クリアしちゃってるので、特に必要はなく。個人的にとっても興味のあった設定資料目的で買いました。
設定資料集、というより攻略本?なのか?
が、届いた中身を見てびっくり。
内容が7割方、攻略でした……。残念という他ありません。
ただ攻略を求めて買うなら全然有りだと思います。
浮遊霊・地縛霊についても書いてるのでゴーストリストコンプを目指す指針にもなると思います。
ま、ぶっちゃけネットのあちこちで攻略記事は転がってますし、かく言う私もリストコンプのための記事を書いてるのでそれで十分なんですけどね^^;
それ以外で、好きな人は多分好きだろう細かなエンディング解説なんかが書かれています。
なぜこのエンディングが生まれたのか、エンディングの意味は何なのか、など。国語の問題の解答にでもありそうな製作者の心情をそれはそれは丁寧に書いてくれてます。
もっともこういうのは好き嫌いがわかれるとは思いますけどね。
自分の感じたものが作品に対しての答えで作者の心情なんか見たくない、っていうのも考え方としては当然あると思います。
私としては、もっと物語の設定背景が欲しかったですね。
今作がリメイクであるのでどうしても前作との比較というのが主体になっていて、紅い蝶の世界観っていうのが資料集としてはゼロでした。これが残念でなりません。
皆神村がどういう村で災厄が起こるまでどういう生活を営んでいたのか、陰祭がどのようにして行われていて、村の中ではどのような位置づけでなどという民族学的な設定が見たかったんですが、皆無でした。
キャラクターの外観の説明や前作との比較は語られているんですが、そもそものキャラクターや霊がどのような性格を持っていてどういう生い立ちでという中身がないので、正直な所、資料集じゃないなと。
強いて言えばCG集ですね。
草稿やインタビューとかは読んで楽しい内容ではありますが、やはり世界観が読みたかった。
さすがに設定してないってことはないと思うんですよね。
零シリーズの人物相関図を考えれば相当凝ってるはずなんですよ。
それとも世界観を語ることが零シリーズの真相というか根幹になる話だったりするのかな……。
未だ、射影機が出来上がるまでの過程は詳しく語られてないですし。