三部けいさんのサスペンス満載のコミック「鬼灯の島」を久しぶりに読みたくなって読み返しました。
理由はこれまた同作者の「魍魎のゆりかご」を読み返したからっていう^^;
「鬼灯の島」は小学生たちが主人公のサスペンスコミック。
古くは寄生獣とかドラゴンヘッド、GANTSや彼岸島なんかが好きなら、本作は間違いなくハマる作品です。
身寄りのない子供たちを集めて育てている小さな学校が島にあって、主人公と目の見えない妹がそこに転校することから物語が始まります。
そこのガキ大将から転校するや開口一番「大人を信じるな」と言われ、不安になってた矢先にそのガキ大将が雨の夜中に担架で運ばれる姿を偶然目撃。
さらに幽霊の少女を見たり、隠し部屋に大量に書かれた助けての文字を見ていよいよこの学校がヤバイという認識を持ち、みんなで脱出を図る、という流れです。
全部で4巻なのでかなりサクッと読める割に、読んだ後の満足感がしっかりあります。
この作品、アニメ化かドラマ化するにも丁度いいサイズだと思うんだけど、やってくれないかなぁ。
魍魎のゆりかごもサスペンスなんだけど、こっちは「ゾンビ物」ですw
転覆してゆく船の中でゾンビに襲われるという、時間も空間も制限され、その上怪物に襲われるという、どんだけマゾな漫画やねん、と突っ込みたくなるほどステキ展開です。
ただ、冒頭からいきなり襲われまくってるシーンで、1巻の半分辺りまでは何が何だかわからないんですよね。
もったいない。
何も起こらないのも困りものですけど、最初アクションだらけで全く説明的なものもないし、シチュエーションで推測できるようなモノでもないので出だしは大失敗の作品だとは思います。
ネタもありきたり。もっともゾンビ物はありきたりな展開がお約束で面白かったりするので、そこはどっちでもいいかな、とは思います。
個人的には鬼灯の島の方が好き。
魍魎のゆりかごは化けてくれることを期待。
なんか作品間で伏線がありそうだしw