映画「カイジ 人生逆転ゲーム」を観てきました。カイジ自体はコミックで読んでます。久しぶりに事前情報を持った状態で観たことになります。得てして、原作付きの作品にはいい作品がないので不安半分、期待半分ってことで観にいったのですが・・・
これはこれでアリかな、と思う作品になっていました。
カイジ=藤原竜也、ハマりすぎ
今回の映画は原作の賭博黙示録をまるっと収めた作品。10巻以上の作品を2時間で収めることに、事前では結構強引だなと思いました。確かに、はしょり方が半端ないところは否めません。
限定ジャンケンは市場のシェアを奪い合うシーンがなくなってますし、Eカードも過激シーンが目や耳をかけるなんてシーンもなければ焼き土下座もありません。これには少々拍子抜けしてしまいました。
が、2時間に収めるには致し方ないことかと思います。むしろ、この2時間という制限で枝葉末節されたためにカイジという作品に流れている人生訓のようなものがガツンと突き刺さってきました。
「世間はお前たちの母親ではない」
という利根川の発言には、ドキッとする人もいるのではないでしょうか。
保証保証と叫んだり、されたいされたい症候群が増えている中、このような尖がった作品が話題に上るのは、結局社会はこんなもん、と感じているんでしょうか。
エンディングはエンタメ色を出すためか、ずいぶんと安っぽくなってしまったことが少々残念です。
全体としては、面白かったです。
久しぶりにいい映画を観ました。
【カイジ 人生逆転ゲーム】 DVD映画
明日がんばろうなんて思うやつはクズだ。今日がんばるしかない! まずは来訪記念にどうかひとつ! 人気blogランキング【あらすじ】伊藤カイジはだらだらと無為の日々を送る26歳のフリーター。そんな彼に悪徳金融会社の社長・遠藤が近づく。友人の借金を肩代わりさせられ、知らないうちに負債額202万円を抱え込んだカイジに、たった一夜で借金を帳消しにできて、さらに大金を手にするチャンスを提示する。半ば脅されるように乗り込んだ豪華客船エスポーワールでは、人生の負け犬たちが一発逆転のゲーム〈限定ジャンケン〉に挑もうとしていた・・・監督:佐藤東弥 原作:福本伸行 脚本:大森美香出演:藤原竜也、天海祐希、香川照之、山本太郎、光石研、松山ケンイチ、松尾スズキ、佐藤慶・・・人生の逆転を狙った若者の希望を乗せた船「エスポワール」。熱気というエネルギーがいまにも爆発しそうな、、、ジャンケンポン!この映画、高所恐怖症のオレにとってはいやぁな映画でした。何度となく自分の足元を確認したくらいにでも結構楽しめました。ゲームという勝負のこだわりというのではなく、人間社会のシステムが皮肉られてて。世の中は、どんなにきれい事を言ってみても、搾取するか、されるかということ。そして頂点にたってみても、いずれまた搾取されるという現実。人間って、ほんとうに小ズルイですねぇそれにしても藤原君、ちょっと大げさすぎやしませんか?、、、的な、ポチッでも、周りも結構濃い演技してたからしかたないか。原作のマンガは読んでないけど、きっと深い言葉がいっぱいあるんでしょうね・・・と、昨日レンタルDVDを見終わったら、今日の21時から日本テレビ「金曜ロードショー」で放映されるんだって、ショック 「カイジ 人生逆転ゲーム」 公式サイト
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