ふと映画が見たくなり、映画館に行ってきました。
で、見たのが「ノロイ」。
今、いろんな意味で話題の映画です。
この映画、ブレアウィッチに代表されるドキュメンタリータッチの映画です。
先に書いときますがもちろんこの映画はフィクションです。
でも、ホラー映画の楽しみはまずはわざとだまされるところにあると私は思います。
あまりに理不尽だったり支離滅裂な話じゃなければそのほうが楽しいですし。
ジャーナリストである小林雅文がいないはずの赤ちゃんの泣き声がするという投稿を受け、取材に行くと先方の石井潤子がすごい剣幕で追い返す。それに合わせて小林が取材した周りの人間に次々と不幸が降りかかる。調べていくうちに長野の奇祭「鬼祭」とそれにまつわる「過具魂(かぐたば)」に起因すると分かり、「霊体ミミズ」が口癖の霊能力者の堀光男、度々憑依されている松本まりかとカメラマンで一路長野に。石井の生家を訪ねたが不在、やむなく進入するとそこには首を吊った石井がいた。かくして真相は闇の中に。その後、ノロイがなくなったと思いきや小林の家が全焼、妻の焼死体が発見されるものの小林の消息は不明。そして出版社に一本のテープが届く。そこには一連の事件の真相が映っていた。
ストーリーはこんな感じですが、要所要所に過去の映像をはさんで真実味を加えていきます。
そんな映像より、荒俣さんが出演しているのを見た瞬間、思わずあって声を出しそうになりそうに。
昔の民俗資料なんか引き合いに出してきて、零をやったばかりの私としては結構楽しく見れました。
資料やフィルムリールなんかまで出てきて、おおっこれは映写機で見るんだな?見るんだよなぁ?て感じで。まあ残念ながらビデオで見たんですが。
私の隣に座ってたねーちゃんは堀光男にはまったらしく、出るたびに笑ってました。その気持ちは分からなくはないが、かなりうっとうしい。彼女たち(2人いた)は上映開始後10分足らずでむしゃむしゃとポップコーンを食べつくしてました・・・。
この作品、実話と思ってみていた人はかなり切れちゃうかもしれないけれど、まぁ普通のホラー映画としてみればそれほど悪いとは思いません。
ただ、カメラのブレがかなりひどく、見ていて酔って気持ち悪くなりました。
非常時にあそこまで無理やり映像を撮ろうとするんですかね??
撮るにしても普段のレポート時まであんなにブレてちゃカメラマン失格だと思います。
というわけで、まだ見てない方はくれぐれも健康状態の悪いときには見に行かないほうがいいかと。じゃないとカメラ酔いで吐いちゃいますよ、いやほんとに。