【コミック】ゴールデンゴールド 2巻

堀尾省太さんの「ゴールデンゴールド」待望の2巻が発売されたので早速読みました。11月発売予定だったのに随分と待たされましたよ~。

昨年6月頃に
「まかぴーにオススメの漫画あるよ」
と言われて渡されたのが、このゴールデンゴールドです。

私は常々、周りに公言している好きなジャンルがありまして、それが
「島・宗教・サスペンス」
です。
このどれか2つがあれば、私の琴線に触れる作品です。以前紹介した「鬼灯の島」もそうですね。最近だと「惨殺半島赤目村」というのが個人的にはヒットしてます(全二巻なのでさくっと読めますよ)。

このゴールデンゴールドは、この3つ全てが入っているので勧めてくれたんでしょう。
完璧ですね。
ぶっちゃけ、このコミック好きすぎてこっそり楽しんでた自分としては、つい先日「このマンガがすごい!」で5位に選ばれたのを見て正直、そういうのやめろや、と思ったりもしてます。

簡単にこの作品のあらすじを説明します。

舞台は瀬戸内海の小さな島「寧島」。主人公は本土で不登校になってこの島で暮らす祖母に預けられた中二の少女、早坂琉花。
彼女がある時、海辺の岩の隙間で奇妙な置物を見つけます。
ミイラのようなシワシワの人型の置物で、うちに持って帰ったものの、次の日に神社の脇にあった祠にそれを置いてお祈りします。
「でっかいアニメイトが建ちますように」
すると、祠に置いたはずの置物が消え、目の前に小さな子どもサイズの裸のおっさんが。
驚いて逃げて家に帰ると、そこにまた裸のおっさんが。しかもごく自然に周りの人と馴染んでしまっています。
疑問に思いつつも、生活を続けていると祖母の雑貨屋は大繁盛、片手間でやってた民宿もひっきりなしに人が泊まるように。
祖母は祖母でおもむろに家の一部を改装し祭壇のようなものを作り、そこをおっさんのスペースにします。そして自然に手を合わせてお祈りしています。
琉花は『このおっさんは妖怪なのか?福の神なのか?』と周囲とのギャップを感じながら物語が進んでいきます。

島・宗教、そしてサスペンスへと流れていきそうなストーリー。
私としては大好物な流れです。
若くして亡くなってしまった青山景さんの永遠の未完「よいこの黙示録」を彷彿とさせる何とも言えないザワザワ感があります。

2巻を読んだらわかりますが、ラストでついにサスペンスへと物語が舵を切られました!
よっしゃー!

2巻では、このフクノカミやこの島の秘密が垣間見えてきました。寧島は、江戸時代に伊勢参りの中継地として特需のような時期があったことが語られました。ただその時期はある日突然収束することに。それが反乱だったのではないか、と。
1巻の最初で侍が島民を虐殺してるシーンがありますが、これに繋がるんでしょうか。

ちなみに寧島というのは地図で見たのですが見当たらず。おそらく架空の島なんでしょう。
2巻で瀬戸内海のマップがでてて、そこに島の位置も載ってます。
場所的には愛媛の豊島か高井神島あたりになるはず。あの辺の海は広島じゃないんですよね。作品的には広島なんですけど。
豊島は江戸時代は無人島だったみたいなので、もしリアルな場所を舞台にしてるなら高井神島になるんでしょうか。
作中に出てくる「でべら」は広島に限ったものじゃなく、瀬戸内に広く分布してるようです。
私は香川出身ですが知りませんでした。が、香川でも小豆島では食べてる人もいるようなので、結構広範囲で食べられてるみたいです。
でべらから地域絞れるかなぁと思ったんですが、そんなわけでダメでした。残念。

そうそう、漁師の風習で「おえびすさん」というのがあるのを聞いたことがあります。
おえびすさんというのは、水死体(土左衛門)のことです。
昔は猟師の間では、水死体は豊漁をもたらす神様と言われていて、身元不明の水死体を引き上げた漁師は辻に埋めて、塚を立てて弔っていたそうです。
ゴールデンゴールドを読んで、一番最初に思い浮かんだのがこのおえびすさん信仰でした。
もしおえびすさんならフクノカミは死体ということに。侍に切られ干からびた死体がなぜ海辺の岩に引っかかっていたんだ、という疑問が出来たりもしますが。

この手の作品は、答えが出る前にこうやって考察してるときが一番楽しいですね。
次回は夏発売ということなんで、9月くらいかな。気長に待ってます。


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