映画

【映画】サイレン 感想

見てきました。前情報ゼロで。
いきなり「夜美島」が出たときは本気で帰ろうかと思いました。
でもよく見ると「夜美島」。ゲームは「夜見島」。
一応、アナザーストーリーなんですね。
ひとまず安心。
※以下、ストーリー及び若干のネタバレを含みます。

<ストーリー>
写真家の天本真一(50)は喘息持ちである息子、英夫(5)の療養のため夜美島に引っ越す。
父子家庭で母親役だった娘の由貴(18)も付き添いでやってくる。
(年離れすぎな気も・・・はじめ親子かと思った。)
「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」
そう隣の里美に忠告され不安になる由貴。
どこか異質な島民と距離をとる由貴は、島の診療医である南田豊を頼りにする。
真一が夜景撮影に向かったある夜、停電と共にサイレンが鳴った。
ふと見ると英夫がいない。
玄関の扉が開いていることに気付いた由貴は急いで外に出て英夫を引き戻す。
その夜父親は帰ってこなかった。
翌朝父親を探しに向かったがそこで父親の死体を目撃する。
島の駐在さんと南田と共に再度確認に向かうが死体は消えていた。
家に帰ると、父親が自室にいた。
安堵するものの、父親はどこか異質な雰囲気を放っていた。
廃屋で見つけた手記。
そこには3度目のサイレンに対する警告めいた記述があった。
サイレンが鳴るたびに狂い始める世界。
そして、3度目のサイレンが鳴り響く・・・
感想として、可も無く不可も無く、そこそこ面白かった、といったところです。
原作が断片化された継ぎはぎゲーム名だけに無理やり収束させるんじゃないかなぁと思ったんですが、
本作はそれなりにまとまってる気がしました。
唯一、謎を残してるのは赤い服の少女ですか・・・。
結局なんだったんだろう。
にしても昨今のJホラーは最後の大どんでん返しがブームなんですかねぇ。
まぁ今まで踏んでた地面がひっくり返る感覚はいいんですが、本作のどんでん返しはいまいちパンチが弱いかと。
アヴェマリアが流れそうな朝の日差しの中で真相解明後にナイフを光らせてもねぇ。
視界ジャックな描写はいい感じで入ってました。
あからさまな視界ジャックは無いほうがいいと思っていたので、私的にこの演出は好きです。
でも、これも最近の主流なのかどうか知りませんが合理主義者不在のシナリオはあんまり好きじゃありません。
一貫して不合理なら分かりますが、狂った父親から身を隠す際に口元を押さえることもせずヒィヒィ声出してたわりに、屋外で里美から逃げるときには懐中電灯と携帯電話で陽動する知能を見せるなど、挙動が不可思議すぎます。
そういや合理主義者がどう動いたところでどうしようもないという絶望感を持たせるようなJホラーって見たことないなぁ。
微妙に薄っぺらい愛情を扇情感たっぷりの曲でちらつかせたりする作品は数限りなくあるけどね。
と、いったところで、私としてはそこそこ面白かったけれど、テレビドラマでよかったんじゃないの?という印象が否めません。
締め方もかまいたちの夜のドラマっぽいし。。

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makapy
ゲームと本と映画が好き。日常の生活で買ったり使ったものを紹介しています。

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