【PSP】戦律のストラタス クリア後レビュー

PSP用アクションゲーム「戦律のストラタス」をプレイして先日無事にクリアしたのでレビューを残しておきます。
このゲームはクロックタワーや鉄騎、無限航路などを手がけた河野一二三さんがディレクションを担当、開発はヌードメーカーということで、それはそれは楽しみに待ってました。

そして、発売日に届いて始めたところ、まさかの横スクロールアクションでひっくり返ったわけです。。
最初の印象は良く言えば「昔懐かしゲーム」、悪く言えば「古臭いゲーム」といったところでした。
横スクロールで敵を倒して、町の人に話を聞きながらフラグを立てて、中ボス、大ボスを倒していき、最後に巨大ロボ(人造人間w)に乗って、でっかいボスを倒す面クリア型のアドベンチャー風味が混じったアクションゲームです。
なお捜索&雑魚退治は横スクロールですが、ロボっぽいやつに乗って戦うアクションになると3Dに変わります。もちろん操作性も違います。
このゲームの最大の特徴は「常に時間制約が付きまとう」ことかなと感じました。
ストーリーとしては突然人類を宇宙人が襲ってきたぞーって展開で、画面左下にカウンターが付いて「これが人口だ」なんて言われます。
つまりゲーム全体にクリアまでの大きな時間制約が付きます。
さらにボス戦では戦闘していられる時間制約があり、時間が過ぎるとゲームオーバーです。
この時間制約がかなりギリギリです。
本作の第1印象は「古いゲーム」という印象でしたが、実際にプレイしていくともう一つの感情が沸き上がってきます。
それは「あー、いらいらする」です。
常に時間との戦いであることは伝えましたが、この時間制限がある中で、アクションパートの雑魚との戦いが半端無くだるいです。
なぜか?
敵が硬すぎなんです。
ザコ敵1匹倒すのでさえ、30秒くらいかかったりします。
後半になると1分でもキツイって敵も登場します。
そうなると装備品を強化したり、レベル上げみたいなものは無いのか?と思いますよね。
装備品を買うにも敵を倒して得られるポイントが当てられます。
肉体を鍛える鍛錬というのも出来ますが、無論ここにもポイントが必要です。
装備品は1ランク強いのを手に入れるのに何千ポイントとかかる割に、上昇ポイントは+2~+4。
意味あるのか?って感じです。
鍛錬も組み合わせで強化率が変わりますが、普通にやって0.5ポイント!組み合わせの上昇をしても1ポイント、それでこれも1000ポイント以上消費します。
雑魚は倒しても何百ポイント手に入るのはラスト間際。
中盤まではポイントをためるために雑魚と戦うなんてことはとてもとても・・・
ちなみに、ラスボス直前に出てくる1回1分以上かかるような敵ですら1体倒して1000ポイントにも届きません。
どころか、ラストステージ前の章の雑魚の最高は500ポイントも持ってません。。
このゲームが以下にポイント貧乏になっているか、想像できると思います。
中盤頃に一振り1万ポイントの刀が売り出されますが、私がそれを手に入れたのは最終章でした。
その時には30000ポイントというおかしげな武器が登場しますが、こんなものを手に入れる余裕はとてもありません。
と、華麗なアニメーションに魅せられて「ちょっと面白そう!やってみようかな?」なんて思って買ったゲーマーをガッチガチのアクションにたたき落としてくれる、なかなかキツイゲームです。
アニメは本当にキレイです。結果アクションパートのイマイチ感を余計に強調してくれます。
このアニメも微妙なところに挟み込まれることがあって、ボス戦の途中に止め絵+アニメを交互にはさんだ演出を結構します。
そして、このゲームの残念仕様の一つに、1発スキップがない!ってことです。
Lボタンで押しっぱなしにして基本会話をスキップしつつ、アニメパートをRで消す。というのをボス戦で負けたらやり続けなければイケないこのめんどくささったら無いです。
このへんで気づいた方は気づいたかもしれませんが、このゲームの残念なところの一つが「ユーザビリティの欠如」です。
スキップ機能がヘボい、と書きましたが、キャンセルも×ボタンでキャンセルできるメニューもあればできないメニューもあります。わざわざ終了まで選択して終わらせないといけないメニューがあります。地味にイラっときます。
また敵が画面の見えないところからいきなり突進してきたりします。
見えないので、まず避けるなんてことはできません。
画面に見えた瞬間とかそういう予兆を持って攻撃してくるわけでなく唐突過ぎるのはさすがにやってはいけない作りだと思います。
余談ですが、これはユーザビリティとは関係ないですが、このゲーム、若干敵の攻撃の間合いが広いです。
よくあるアクションゲームだと、ここまで避けておけば大丈夫だろうというゲーマーなら分かる暗黙の間合いがあると思いますが、それより1,2体分くらい攻撃間合いが広いです。この僅かな間合の広さがこのゲームの難易度を引き上げていて、慣れないとダメージを受け続けます。
アクションの操作自体は、それほど難しいものではないのですぐに慣れます。
斧使いは最後まで使いませんでしが・・・。
と、ここまでゲームシステムや操作性について書いてきましたが、河野一二三さんの作品だからストーリーは大丈夫だろ、と思うかもしれません。
私もその口でしたが、全9章の中で、私のピークは第3~4章まででした。
それ以後は、半ば惰性です。
なぜならネタが3章でほぼ分かるからです。
思い出してみると無限航路の時もそうでした。
露骨に舞台の設定、というか主人公や世界の謎が分かる瞬間が中盤に入るんですが、私はこの3章~4章を見た時に、ああ、もうすぐ終わるな、と思ったものです。
真相が半ばバラされた状態になったからです。
ですが、蓋を開けてみるとまだ序盤だったという。
結果だらだらと9章まで進むとは驚きでした。
途中、中だるみするのを回避するお色気回が挟まるところはアニメっぽいとは思いました。が、別にいらなかったな・・・。
肝心のストーリーはネタバレはしませんが、勘の良い人なら説明書のストーリーを読んだだけで設定が見えると思います。
その程度です。
正直、ちょっとだけ残念でした。
マルチエンドかな、と期待しましたが、悲しいことに1本道のようです。
2周目以降のクリア後特典もありますが、本筋は変わらないようです。
なので、今のところ2周目をする予定は有りません。
全体的に「雑」。
これがこのゲームの総評です。
ストーリーもベタですが、別に悪くは無いですし、アニメーションもいいし、アクションも古臭いけど悪くもない(ただし、ジャンプするマップだけは絶対におかしい。横ジャンプしても前や後ろにずれるという糞仕様。ってこれも雑だという理由だが)。
でも、すべてがイマイチ感がつきまとう。
練りなおして作りなおせば、悪くはないんじゃないかなぁという感じはすごくします。
キャラクターはレベル上げ制にして、敵の硬さを今の半分にして、強化する項目をスキルポイント制にでもしておけば、十分遊べる作品になるんじゃないでしょうか。
必殺技も1種類っていうのが残念。武器が変われば必殺技も変わっていいと思うし、そうでなければ自分が強くなっている感覚が全く持てません。だから延々、同じ作業をやっている感覚に陥ります。時間に縛られながら。
このゲームがアニメ化されれば、楽しめるでしょう。
ですが、もし、先にアニメがあってその後ゲーム化された結果がこのゲームだったなら、間違いなくクソゲーのレッテルが貼られたことでしょう。
私は河野さんの作品は好きですが、本作はちょっと残念な気持ちになりました。
次回作に期待します。


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